2016年12月10日(土)読売新聞の記事です。
働く親が取得できる育児休暇が、子どもが2歳になるまで延長できることになります。(国は来年の通常国会に育児・介護休業法の改正案を提出し、来秋の実施を目指します)この対策は、待機児童対策や育休者の離職防止を目的とするようですが、親たちからは「保育所の不足が解消しなければ、問題の解決にはならない」との声が上がっているようです。
|自らのキャリアの遅れを懸念する女性たち|
確かに、どんなに育児休暇が延長になっても、その2歳で保育施設に入ることができなければ、離職を迫られることもあるでしょう。何より、育児休暇によって自らのキャリアの遅れを懸念する女性たちも多いようです。
育児休暇の長期化によって女性のキャリア中断も長引き、女性に不利になるということで、労政審の分科会では、育児休暇の一部を男性に割り当てる意見も出されたようです。
|自分らしいキャリアとは何か|
これから、女性がもっと「働き続けるようになる」ためには、預け先の環境を整えることも必要ですが
「自分はどんな働き方をしたいか」
「自分らしいキャリアとは何か」
まずは、そこから考えてみてほしいな、と私は思います。
答えはひとつではないと思います。
みんな違って良いのだと。
出産してすぐに預けなければ、保育施設に入れない、育児休暇が延長になっても、2歳のときに空きがなければ離職しなければならない、そんな不安を持ちながら子育てをしなければならないことが、何か育児を息苦しくしているのではないでしょうか。
まだまだこの問題は解決しませんが、自分に問いかけ続けることはできるかもしれませんね。